AIを“怖くない範囲で”使うためのルール帳【個人情報とお金まわり】

AI

結論:「AIに“なんでも”貼らない。けれど“何も”使わないのはもったいない」

ChatGPT、Gemini、Claude…
AIが身近になってきた一方で、

  • 個人情報が抜かれそうで怖い
  • お金の話は絶対に入れちゃダメな気がする
  • 子どものことは、どこまで相談していいのかわからない

と、不安で手が止まってしまう方も多いと思います。

結論から言うと、

  • 「AIに貼らないほうがいい情報」はたしかにある
  • でも、その一方で
    「ここまでなら安全に使える“日常レベル”の使い方」もたくさんある

この2つを切り分けて考えられるようになると、
AIは“怖いもの”ではなく、
「ちょっと慎重に付き合う便利ツール」ぐらいの距離感に落ち着いてきます。

この記事では、

  • これはAIに貼らないほうがいい
  • ここまでならOK
  • お金・健康・子ども・仕事、それぞれの注意ポイント

を、主婦・フリーランス目線でまとめていきます。


1.まず押さえたい大前提:「学習」と「保存」のイメージ

最初に、AIサービスと情報の扱いについて、ざっくりイメージだけ共有しておきます。

多くのAIサービスは:

  • 利用規約やプライバシーポリシーの中で
    「入力されたデータの扱い」「学習への利用有無」 を定めている
  • 有料プランや企業向けプランでは
    入力データを学習に使わないモード を提供していることもある

という前提で動いています。

ただ、利用者側からすると、

  • どこまでが“学習に使われる情報”なのか完全には見えない
  • 通信の途中での漏えいや、端末側の管理まではサービス側も防げない

といったリスクはゼロにはなりません。

そのため、

「絶対に漏れてほしくない情報は、そもそもAIに貼らない」

という、シンプルだけれど強めのルールを
“基本の原則”として持っておくのが安心です。


2.これはAIに貼らないほうがいい【NGライン】

まずは「これはさすがにやめておこう」というラインから。

2-1. お金まわり

次のような情報は、AIチャットには入れないのが安全です。

  • クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード
  • 銀行口座番号、支店名、ログインID・パスワード
  • 投資口座のID・パスワード
  • マイナンバー、免許証番号、保険証番号など“本人確認系”の番号
  • ネットショッピングやフリマアプリのログイン情報

「AIに貼ってはいけない」というよりも、
「そもそもネット上のどこにもコピペしない」ラインだと考えてOKです。

2-2. 個人が特定されやすい情報

  • 住所(番地まで)、自宅の詳細な位置がわかる情報
  • 電話番号やLINE ID
  • フルネーム+生年月日+勤務先がセットでわかる情報
  • 子どもの学校名+クラス名+詳しい生活パターン

これらは“1つならセーフでも、セットになるとアウト”になりやすい情報です。

例:

  • 「東京都〇〇区のどのあたりか」くらいのざっくり相談
  • 年齢層や家族構成だけの情報

といったレベルなら、まだリスクは低くなります。

2-3. 他人の秘密や仕事上の機密情報

  • 会社の内部資料を、そのままコピペする
  • 顧客リスト・売上データ・社内の人事情報などを丸ごと貼る
  • 友人や家族の“本人が打ち明けた深い話”を、そのままテキスト化して相談する

こうした情報は、
自分の話ではない+仕事・信頼関係に直結するため、
AIに限らず、デジタルツール全般で扱いは慎重にしたい部分です。


3.ここまではOKにしやすい“日常レベル”の使い方

逆に、うまくぼかしながら使えばOKな場面もたくさんあります。

3-1. お金の「考え方」レベルの相談

  • 家計簿のつけ方
  • サブスクをどう見直すか
  • 「通信費はいくら以内だと安心か?」の目安
  • ポイント払い・キャッシュレスのコツ

などは、具体的な金額や口座番号を出さなくても相談できます。

例:

「夫婦と小学生2人の4人家族で、
家賃とは別に毎月の固定費がだいたい15万円くらいかかっています。
通信費・サブスクをどこから見直すと良さそうか考えたいです。」

といった書き方なら、
“生々しい個人情報”を出さずにアドバイスだけもらえるイメージです。

3-2. 家族構成やライフスタイルをざっくり伝える

  • 「40代・専業主婦・夫と子ども2人」
  • 「フリーランスで在宅、パソコン作業が多め」
  • 「地方在住で車移動がメイン」

このくらいの“ざっくりプロフィール”は、
AIにライフスタイルを理解してもらうのに役立ちます。

ただし、

  • 具体的な住所
  • 子どもの学校名
  • 職場の会社名

など、場所や組織が特定される情報とは切り離すのがコツです。

3-3. 実名を出さないかたちでの悩み相談

  • 夫婦関係や子育ての悩み
  • 仕事と家事の両立のモヤモヤ
  • 友人との距離感

こうした相談も、
実名・固有名詞を出さずに抽象化すれば、比較的安全に使えます。

例:

「夫(40代会社員)と、家事の分担でもめています。」
「中学生の子どもが、SNSとの付き合い方で悩んでいます。」

このくらいに留めておくと、
個人が特定されるリスクはかなり減らせます。


4.テーマ別:怖くない範囲のライン

ここからは、具体的に お金・健康・子ども・仕事 の4つのテーマ別に見ていきます。

4-1. お金(家計・貯金・投資)

【AIに貼らない】

  • 口座番号、カード番号、ログイン情報
  • 実際の通帳や明細のコピー画像
  • 「この口座には〇〇銀行の△△支店で、残高がいくらある」といった具体情報

【相談してOKな範囲】

  • 毎月の支出のざっくり内訳(食費・光熱費・通信費など)
  • 年間でいくらぐらい貯めたいかという“目標の話”
  • どんな考え方で貯金を分けると安心か、という「ルールづくり」の相談

AIは、「具体的な商品名」よりも「考え方の整理」が得意です。
細かい金融商品のおすすめや購入判断は、
最終的には自分で調べたり、専門家に相談したりする前提で使いましょう。


4-2. 健康(体調・病気・薬)

【AIに貼らない】

  • 本人が特定できるレベルの、詳細な病歴のセット
  • 服用している薬の一覧と、処方箋の画像
  • 検査結果のPDF・画像を、そのままアップロードすること

【相談してOKな範囲】

  • 「更年期世代で、最近こんな症状があって不安」などのざっくり相談
  • 生活習慣(睡眠・運動・食事)を整えるためのアイデア
  • お医者さんに相談するときの「質問メモ」を一緒に整理してもらう

AIは医師ではないので、
診断や治療方針の決定は必ず専門家に任せる前提で、
あくまで「情報整理」と「受診前の準備」に使うのが安全です。


4-3. 子ども(学習・SNS・メンタル)

【AIに貼らない】

  • 子どものフルネーム+学校名+住所がわかるような情報
  • 通学ルートや、帰宅時間が特定できそうな生活パターン
  • 顔写真とセットの詳しいプロフィール

【相談してOKな範囲】

  • 学年・性格・得意不得意などのざっくり情報
  • 宿題や自由研究の「アイデア出し」の相談
  • SNSやゲームとの距離感について、家庭内ルールの作り方を一緒に考えてもらうこと

「うちの中学生は、こんなタイプで、こんなことで悩んでいます」
くらいのレベルにしておくと、
プライバシーを守りながらも有益なアドバイスをもらいやすいです。


4-4. 仕事(機密情報・クライアント情報)

【AIに貼らない】

  • 会社やクライアントの実名が入った資料全文
  • 契約書・社内資料・会議録をそのままコピペ/アップロード
  • 未発表の企画書・商品情報など

【相談してOKな範囲】

  • 仕事の内容を、「業種+ざっくり役割」程度にとどめた説明
  • 実際の資料から固有名詞や数字を変えた“ダミー版”を作って、それをブラッシュアップしてもらう
  • 企画の方向性や構成案だけを一緒に考えてもらう

コツは、
「本番資料の一歩手前の段階」までをAIに手伝ってもらうイメージで使うことです。


5.マイルールを3つだけ決めておくとラクになる

最後に、AIと付き合っていく上での “怖くない範囲マイルール” を3つだけ提案します。

  1. 番号は打たない(金融系・本人確認系の番号はAIに入れない)
  2. 場所が特定される情報は“ざっくり”にとどめる
    (市区町村まで/学校名・会社名は出さない など)
  3. 他人の話や仕事の話は「ぼかす・ダミー化する」が前提

この3つを守りつつ、

  • 家事の工夫
  • サブスクの見直し方
  • ブログや副業のアイデア出し

といった“生活を整える用途”にAIを使っていけると、
怖さよりも「助かった」のほうが増えていくはずです。


まとめ:AIは「距離感さえ決めれば、じゅうぶん味方になる」

  • AIは便利だけれど、個人情報・お金・健康・子ども・仕事機密には注意が必要。
  • 「これはAIに貼らない」「ここまではOK」というラインを、
    自分なりに言葉にしておくと、怖さがグッと減ります。
  • 番号・住所・実名・機密情報は入れず、
    かわりに“考え方の整理”や“たたき台づくり”に使っていくのがおすすめ。

AIに振り回されないためには、
「どこまでなら怖くないか」を自分で決めることが、いちばんの安心材料になります。

このブログでも、今後も
「結論→影響→対策」の形で、AIとのちょうどいい距離感を一緒に探っていきますね。

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