スマホ新法って結局なに?iPhone・Androidユーザーが知っておきたい“全体像”ガイド

サブスク・アプリ

結論:スマホ新法=「スマホの中の“選択肢”を増やすためのルール」

最近ニュースなどで見かける 「スマホ新法」
正式には

「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」

という、かなり長い名前の法律です。

この法律のざっくりした目的は、

  • スマホの中で、AppleやGoogleだけが強くなりすぎないようにする
  • アプリストア・ブラウザ・検索エンジンなどで、もっと競争と選択肢を増やす
  • そのうえで、安全性もちゃんと守る

というものです。

私たちユーザー目線で言うと、
「いろいろ選べるようになるけれど、そのぶん“自分で選ぶ場面”も増える」
くらいに受け止めておくとイメージしやすいと思います。


1.スマホ新法ってどんな法律?ざっくり全体像

正式名称とニックネーム

  • 正式名称:
    スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律
  • 略称・通称:
    「スマホソフトウェア競争促進法」「スマホ法」「スマホ新法」などと呼ばれています。

いつ成立して、いつから本格スタート?

  • 2024年6月に国会で可決・成立し、同年6月19日に公布
  • そして 2025年12月18日から全面施行(本格スタート)しました。

何を対象にした法律?

この法律が対象にしているのは、スマホの中でも特に“基盤”となるソフトウェアです。

  • モバイルOS(iOSやAndroid)
  • アプリストア(App Store、Google Play など)
  • ブラウザ(Safari、Chrome など)
  • 検索エンジン(Google検索 など)

法律の言葉では、これらをまとめて 「特定ソフトウェア」 と呼びます。

誰に義務がかかるの?

主な対象は、スマホの世界で非常に大きな影響力を持つ

  • Apple
  • Google

などの「指定事業者」です。

これらの会社に対して、

  • 自社のサービスだけを極端に優遇しないこと
  • 他社のアプリストアや決済手段を不当にしめ出さないこと
  • 利用者がきちんと選べるように、情報をわかりやすく出すこと

などの義務を課す内容になっています。


2.スマホ新法で“私たちのスマホ生活”はどう変わる?

細かい条文はとても専門的ですが、
一般ユーザー目線で見ると、ポイントは次の3つです。

  1. デフォルトアプリ(ブラウザや検索エンジン)を選ぶ画面が増える
  2. App Store/Google Play 以外の「アプリストア」や決済の選択肢が出てくる可能性がある
  3. アプリの手数料が下がり、結果的に価格やサービス内容にも変化が出てくるかもしれない

それぞれもう少しだけ、生活目線で整理してみます。


3.ポイント①:デフォルトアプリの「チョイス画面」が出る

スマホ新法の施行にあわせて、
iPhone・Androidともに、初期設定やアップデート時に「どのアプリを標準にする?」という選択画面(チョイススクリーン)が出るようになってきています。

たとえば:

  • ブラウザを Safari/Chrome/Edge などから選ぶ
  • 検索エンジンを Google/Yahoo!/ほかの検索サービス から選ぶ

といった画面ですね。

ここは、このブログの T記事、

  • スマホ新法のチョイス画面を解説した記事
  • iOS 26.2のブラウザ選択画面の記事

とセットで読んでもらうと、よりイメージしやすくなると思います。


4.ポイント②:アプリストアや決済の選択肢が増える可能性

法律の大きなねらいの1つは、
「アプリストアや決済の競争を促すこと」です。

これまで、

  • iPhoneなら App Store
  • Androidなら Google Play

がほぼ唯一の窓口になっていましたが、
スマホ新法によって、

  • 別会社が運営するアプリストア
  • アプリ内での外部決済(クレカや他社決済)の導入

などが、徐々に広がっていくと見られています。

ユーザー目線では、

  • アプリの支払い方法の選択肢が増える
  • 手数料の仕組みが変わり、価格設定も見直される可能性がある

といった変化が出てくるかもしれません。


5.ポイント③:アプリの手数料と“価格”への影響

公正取引委員会や各種解説によると、
スマホ新法の効果として期待されているのが、アプリ内課金の手数料引き下げや多様化です。

  • これまで「最大30%」などと言われていた手数料が、
    競争によって見直されていく可能性
  • 開発者側が受け取れる取り分が増えれば、
    サービスの質向上や、価格の工夫につながる余地も出てきます

とはいえ、
すぐにすべてのアプリが安くなるわけではない点には注意が必要です。

  • 手数料が下がっても、その分が必ず利用料金に反映されるとは限らない
  • セキュリティ対策など、新たなコストも発生する

といった要素もあるため、

「長い目で見て、選択肢と競争が増えることで結果的に良い方向に向かう法律」

くらいに受け止めておくとよさそうです。


6.ユーザーとして気をつけたいポイント3つ

選択肢が増えるのは良いことですが、そのぶん自衛も大事になってきます。
ここでは、普通のユーザー目線で気をつけたいことを3つに絞ります。

6-1. よく分からないアプリストア・アプリには近づきすぎない

代替アプリストアや、新しい決済の仕組みが増えると、

  • 公式を装った偽アプリ
  • セキュリティが十分でないアプリストア

なども紛れ込むリスクがあります。

  • iOS/Android 本体が用意している安全確認(ノータリゼーションなど)の説明をよく読む
  • あまり聞いたことのないアプリストアは、口コミや公式情報を調べてから使う
  • いきなりクレジットカード情報を入力しない

など、「新しいものほど一拍おいて確認する」姿勢が大事です。

6-2. チョイス画面はなんとなくで決めない

ブラウザや検索エンジンの選択画面が出てきたとき、

  • よく分からないまま一番上をそのまま選んでしまう
  • 子どもが適当にタップして決めてしまう

ということも起きがちです。

このときは、

  • 一度スキップしても大丈夫か
  • 後から設定アプリで変更できるか

を確認しつつ、
「あとで落ち着いて選び直す」でもOKです。

このあたりは、
すでに公開している

  • スマホ新法のチョイス画面T記事
  • スマホのブラウザ選びA記事

ともつなげて解説していきたいところです。

6-3. 子どものスマホには“家ルール”をあらためて

スマホ新法そのものは、
子ども向けに特化した法律ではありませんが、

  • アプリストアやアプリの種類が増える
  • 決済方法や課金の仕組みが多様化する

ことで、子どものスマホ環境も変わっていく可能性があります。

  • アプリのインストールや課金は、必ず親の確認を通す
  • よく分からないアプリやストアは使わない
  • わからないことがあれば、すぐ大人に相談する

といったシンプルなルールを、
改めて家族で話しておくと安心です。


7.今のタイミングで「私たちがやっておきたいこと」

最後に、今の時点で
私たちユーザーがやっておきたいことを3つにまとめます。

  1. スマホのOSを最新にする
    → スマホ新法に対応した新しい設定画面や安全機能は、
    基本的にOSアップデートで入ってきます。
  2. チョイス画面が出てきたら、スクショ+あとでじっくり見直す
    → 迷ったときは、
    「とりあえず今のまま」+「あとからこのブログの“ブラウザ選び記事”を見ながら再設定」でもOKです。
  3. スマホ関連の固定費(通信+サブスク)をざっくり把握しておく
    → スマホ新法で選択肢が増えたとき、
    「今いくら払っているのか」が分かっていると、
    乗り換えや見直しがしやすくなります。
    (このあたりは、「サブスク値上げまとめ」や「サブスク棚卸しシートの記事」とも相性◎です)

まとめ:スマホ新法は「ゆるやかに効いてくる」タイプの法律

  • スマホ新法は、
    スマホのOS・アプリストア・ブラウザ・検索エンジンの競争を促すための新しい法律です。
  • すぐに劇的な変化が出るというより、
    数年かけて「選べる」「比べられる」環境が整っていくタイプの法律です。
  • 私たちユーザーとしては、
    • OSを最新に保つ
    • デフォルトアプリの選択画面では落ち着いて判断する
    • よく分からないアプリストアや決済には慎重になる

この3つを押さえておけば、
新しいルールに振り回されすぎずに付き合っていけると思います。

今後もこのブログでは、

  • 「チョイス画面が出たときどうするか?」
  • 「ブラウザや検索エンジンの選び方」

などとセットで、
“3分で追えるスマホ新法まわり” を整理していきますね。

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